AIイラストでLINEスタンプを作るには|画像の準備から審査前の確認まで

AIでイラストを作っても、そのままLINEスタンプとして販売できるとは限りません。使った素材の権利、画像の仕様、審査ガイドラインを確認し、メイン画像やタブ画像もそろえます。まず同じキャラクターで会話に使える表情や挨拶を計画し、販売用データへ整えてください。

この記事は静止画スタンプの制作準備を整理するものです。実際の画像生成、申請、審査通過、販売は行っていません。以下の企画や指示文は説明用の例で、売上や承認を保証しません。

会話で使う場面を先に決める

LINEの制作ガイドは、日常会話で使いやすく、表情やメッセージが分かりやすいものを推奨しています。[1] 画像を大量に作る前に、「ありがとう」「了解」など、使う場面を一覧にします。同じ絵柄で、表情や動作を変える計画です。

架空のオリジナル動物キャラクターを考えてください。会話用の静止画スタンプとして、挨拶、お礼、了解、お詫びなどの場面を分けます。既存キャラクターや企業ロゴを使わず、同じ体形と色を保つための設定表を作ってください。

これは企画用の依頼例です。AIにオリジナルと指示しただけで、他者の権利を侵害しないと確認できたことにはなりません。生成した画像を、無確認で販売素材にしません。

生成サービスと素材の利用条件を確認する

LINEの審査ガイドラインは、第三者の知的財産権を侵害するものや、使用素材の利用条件に違反するものを不適切としています。[2] 使う生成サービス、モデル、追加素材の条件を確認し、商用利用と再配布の範囲を分けて考えます。

生成に使った道具と、参照した利用条件を記録します。実在人物や他者の作品に似ているなど、判断できない点が残る画像は、必要な権利確認をするまで申請用に採用しません。

必要な3種類の画像をそろえる

公式の静止画スタンプ用ガイドは、次の画像仕様を示しています。[1]

種類必要数サイズ
メイン画像1個横240×縦240px
スタンプ画像8・16・24・32・40個から選択最大で横370×縦320px
トークルームタブ画像1個横96×縦74px

各画像は1MB以下、形式はPNGです。公式ガイドでは、画像サイズを偶数にすること、72dpi以上・RGBにすること、背景を透過することなども定めています。[1] AIの出力サイズが違う場合は、比率や絵柄を確認して編集します。

画像ごとの仕様と、セット全体の統一感を見ます。スタンプだけでなく、メイン画像とタブ画像も実際の内容に合っているかを確かめてください。

文字と小さな表示を確認する

文字を入れる場合は、生成画像内の文字が正しいかを読みます。AIが文字を崩しているなら、画像編集で正しい文字を入れるなどして整えます。スタンプ内の誤字や視認性の悪さは、審査ガイドラインでも確認対象です。[2]

大きい原寸画像だけで、読みやすさを判断しません。小さく表示したときに表情やメッセージが伝わるか、透過した輪郭が汚れていないかを見ます。公式ガイドは外枠と内容の間に10pxぐらいの余白も案内しています。[1]

登録後も申請内容を読み戻す

用意した画像とタイトル、説明文などを、Creators Marketの現在の画面に従って登録します。AI利用に関する入力や確認が表示される場合は、実際の制作方法に沿って回答してください。本稿では現在のログイン後画面の全項目を検証していません。

スタンプは審査を受け、適切と判断されたものだけ販売できます。[2] 個数は審査をリクエストした後に変更できないため、申請前に確認します。[1]

権利・仕様・表示・申請情報を照合してから審査へ進みます。不備を直したことと、審査に通ったことは別です。AIを使った作品だから必ず認められる、あるいは売れるといった判断はしないでください。

参考資料

[1] LINE Creators Market:スタンプ制作ガイドライン。必要画像、サイズ、形式、余白、個数の条件を参照。

[2] LINE Creators Market:スタンプ審査ガイドライン。視認性、文字、画像と説明の整合、知的財産権などを参照。

資料確認日:2026年10月28日。実機の制作、ログイン後の申請、審査、販売実績は未検証です。

著者について

松本大輔

Re-BIRTH株式会社 代表取締役社長。

著書