ClaudeでSEO記事の構成案を作るプロンプト|根拠を確認して本文へ進む

ClaudeなどのAIにSEO記事の構成案を相談するときは、読者の疑問と、記事で使える根拠を先に渡します。「上位表示できる構成にして」だけでは、何を答え、どこまで事実として書けるかが決まりません。

見出しごとに「答える疑問」「説明に使う資料」「確認が必要な点」を並べると、本文を書ける範囲が分かります。下の例では、構成案を確認してから本文、推敲へ進みます。資料が足りない主張は、AIに補わせず確認事項として残します。

以下の依頼文と構成表には、架空の会議メモを使います。

構成案を頼む前に、読者の疑問と資料をそろえる

構成案に渡す資料:記事制作の指針と、記事で扱う事実を区別する
資料ごとに説明できる範囲を確認する
資料説明に使えること根拠にしないこと
G01・G02記事が読者に役立つか、内容が正確で関連性があるかの確認会議の社内ルール
E01(架空)共有資料を改訂する。担当は記録係。期限は未定実在会議の記録・効果の実績
正式な社内承認ルールこの例では扱わない承認者・締切を補わない

たとえば「会議の決定事項を残す方法」を扱う記事でも、初めて議事メモを書く人と、社内の承認ルールを整える人では、必要な説明が違います。前者なら、決まったことと検討中のことを分け、担当や期限の未定箇所を見つけるところから説明します。社内の正式な承認手順まで書くなら、その組織の資料が別に必要です。

この例で想定する読者は、初めて議事メモを担当する人です。読後の目標を「共有前に、決定事項・担当・期限を照合できる」に絞ります。会議ツールの比較や法律上の保存義務は、この例の対象にしません。

次に、AIに渡す資料には、引用先を追いやすいよう短い識別名を付けます。

  • G01:Googleの、ユーザーを第一に考えた有用なコンテンツに関する公式資料。[1]
  • G02:Googleの、生成AIコンテンツを利用する際の公式ガイダンス。[2]
  • E01:説明用に作った架空の会議メモ。「共有資料を改訂する。担当は記録係。期限は未定」とだけ記載する。

G01とG02は記事制作の判断に使う資料です。社内の会議ルールの根拠にはなりません。E01はあくまで例示で、実在の会議や、効果を測定した記録ではありません。資料の用途を分けておくと、公式資料が無関係な主張の裏付けとして使われるのを見つけられます。

G01では、独自の情報や分析があるか、読者が目的を達成できる内容になっているかなど、自己評価の問いが示されています。[1] 見出しの数を増やす前に、読者が記事のどこで疑問を解消するかを決めましょう。

構成案には、見出しの役割と不足資料も含める

見出しと根拠の対応例:書ける内容と確認が必要な内容
資料IDだけでなく主張との関係を確認
入力・根拠構成案で説明すること確認が必要なこと
E01:共有資料を改訂決定と検討中を分ける分類方法の一例
E01:担当は記録係/期限未定担当・期限を照合する期限は未定のまま。実際の確認方法は社内で確認
社内ルール:資料なしの想定共有前の確認手順を示す正式な承認手順の説明には、その組織の資料が必要

期待する結果:何を書くかと、まだ書けない箇所を同時に読める構成案。

資料を示したうえで、次のように依頼します。URLを渡すだけでAIが資料を読めるとは限りません。利用環境に応じて、説明に必要な箇所の本文も添えてください。社内資料を使う場合は、AIサービスへの送信が許可されているか先に確認し、機密情報や個人情報を含まない要約や架空データで試します。

「会議の決定事項を残す方法」という記事の構成案を作ってください。読者は初めて議事メモを担当する人で、目標は共有前に決定事項・担当・期限を照合できることです。提供資料はG01、G02、E01です。G01とG02は記事制作上の確認に使い、会議の社内ルールの根拠にしないでください。E01は架空の例で、期限は未定です。H2・必要なH3ごとに「答える疑問」「説明する内容」「使う資料ID」「要確認の事項」を並べ、本文はまだ書かないでください。資料のない主張は要確認とし、社内の承認ルール、実績、効果数値、体験談を補わないでください。重複する見出しがあればまとめる案も示してください。

「構成だけ」と指定するのは、本文が長くなる前に、説明の順番や不足情報を見直すためです。これは編集上の進め方であり、Googleが要求する出力形式ではありません。H2やH3は記事内の見出しの階層を表します。階層を細かくすれば品質が上がる、という意味でもありません。

構成案を確認するときは、下の例のように見出しの役割と資料の対応を見ます。資料IDが付いていても、その資料で主張を裏付けられるとは限りません。

見出し・読者の疑問・資料の対応例
見出しの役割答える疑問使える材料・確認が必要なこと
決定と検討中を分ける何を決定事項として残すかE01の架空例で説明。分類方法の一例を示す
担当・期限を照合する未定の項目をどう扱うかE01の期限は未定のまま残す。実際の担当確認方法は社内で確認
共有前の確認手順を示す誰に何を確認するか一般的な確認例にとどめる。正式な承認手順は、その組織の資料で別途確認する

たとえばG01を引用しながら「会議メモは必ず翌日までに承認する」と書かれていたら、資料と主張が対応していません。IDの有無に加え、何を裏付けているかを読み合わせます。

見出しの重複と、書けない主張を先に直す

資料にない締切を足さない:期限「未定」の修正例
原資料 E01

期限:未定

採用しない補完

期限:翌営業日

資料にない締切を足している。

修正後の条件

期限:未定

確認が必要という説明は残す。

出典の確認:G01は「会議メモは必ず翌日までに承認する」の根拠にはならない。

構成案は、見出しだけを上から順に読みます。「担当・期限の記録」と「抜け漏れを防ぐ書き方」が同じ説明を繰り返すなら、一つの節に整理できます。一方、期限が決まっていない場合の扱いは、見出しを減らすために消してはいけません。この例では、読者が共有前に確認するための大事な項目です。

不足を見つけたら、影響する部分だけを指定して直します。

E01の期限を「翌営業日」とした箇所は、提供メモにない補完です。「未定」に戻してください。「担当・期限の記録」と「抜け漏れを防ぐ書き方」の重複は一つにまとめてください。ただし、期限が未定のときに確認が必要だという説明は残してください。変更箇所と理由を示してください。

「もっとSEOに強く」「専門性を追加して」とだけ求めると、何を直すべきかが曖昧です。未確認の経験や資格を加えて見栄えを整える必要はありません。出典がない成果数値、試していない商品の使用感、実在の顧客を装う事例は、原稿に採用しないでください。

確認済みの範囲を渡して、本文と推敲を依頼する

本文作成と推敲へ渡す条件:事実・架空例・未確認事項を保つ
  1. 構成:確認した「担当・期限を照合する」の節を選ぶ。
  2. 本文:E01は架空、担当は記録係、期限は未定。正式な承認者・締切を作らない。
  3. 推敲:事実、資料ID、架空例の注記、未定・要確認の箇所を保ち、読みにくい文を直す。
  4. 結果:元資料・構成・本文・推敲後を照合し、落ちた条件は戻す。

本文を書き直した後も、資料と主張の対応を確認します。根拠のない効果数値や体験談は加えません。

構成の不足を整理したら、書ける節から本文へ進みます。たとえば、期限が未定の扱いを説明する節には、次のように依頼できます。

確認した構成案のうち「担当・期限を照合する」の本文を書いてください。E01は架空の例と明記し、期限は未定のままにしてください。共有前に確認する必要があることを説明し、社内の正式な承認者や締切は決めないでください。資料で確認できる事実、例示、編集上の提案が区別できる文章にしてください。実績や数値を作らず、根拠が不足する説明は不足箇所として示してください。

本文ができたら、E01の担当が「記録係」のままか、期限の「未定」が勝手に日付へ変わっていないかを確認します。構成で確かめた条件が、本文でも保たれていることが大切です。

推敲の依頼も、変えてよいものを絞ります。

事実、資料ID、架空例の注記、未定・要確認の箇所を保ち、重複する説明や読みにくい文だけを直してください。新しい体験談、比較結果、出典、数値は追加しないでください。変更した文と理由を示してください。

読みやすくなった文章でも、条件が落ちていたら採用できません。元の資料と、構成、本文、推敲後の原稿を比べ、意味が変わった箇所を戻します。指示文を詳しく書いても、出力と資料の照合は必要です。

文字数や公開本数を、品質の代わりにしない

文字数は、編集上の目安にとどめます。ただし、Googleが特定の語数を好むという意味ではありません。G01には、好ましい語数があるという考えを否定する説明があります。[1] 読者の疑問に必要な説明を、固定の文字数に合わせて水増ししないようにしましょう。

G02は、生成AIを使う場合も正確性・品質・関連性に注意するよう説明しています。また、ユーザーへの付加価値を加えずに多数のページを生成すると、大量生成されたコンテンツの不正使用に関するポリシーに違反する可能性があるとしています。[2] AIを使ったという理由だけで、記事の合否や順位を断定する説明ではありません。

まず一つの構成案で、読者の疑問に答えられるか、使う資料が主張を支えているかを確かめましょう。本文を書ける節と追加確認が必要な節を分ければ、足りない情報を作り足さずに執筆を進められます。推敲後も、期限や条件、出典との対応が変わっていないかを確認してください。

参照資料

確認日:2026年10月16日。検索ガイダンスの説明であり、特定の依頼文やAIサービスの評価、順位・アクセスの保証ではありません。

  1. Google Search Central「Creating helpful, reliable, people-first content」:https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/creating-helpful-content
  2. Google Search Central「Google Search’s guidance on using generative AI content on your website」:https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/using-gen-ai-content

著者について

松本大輔

Re-BIRTH株式会社 代表取締役社長。

著書