ChatGPTでココナラ出品を準備する手順|説明文の作り方

ChatGPTをココナラの出品準備に使うなら、まず誰に何を納品し、どこまで対応するかを決めてから、説明文の下書きを作ります。AIに「売れる文章」を頼むだけでは、提供できない作業や架空の実績が混ざるおそれがあります。自分で確認して納品できる内容に絞ってください。

これから文章作成などのサービスを検討する人に向けて、提供範囲の整理、ChatGPTへの依頼文、説明文の見本、出品前の確認手順をまとめました。見本はすべて架空で、実際の出品・受注・売上の実績ではありません。出品できる内容は販売形式や規約によって異なります。

出品するサービスの範囲

納品物から内容を決める

「ChatGPTを使います」だけでは、購入者は何を受け取れるか判断できません。対象の文章、作業、納品形式を一文で説明してみてください。たとえば「購入者が用意した店舗紹介文を基に、見出し案を作り、意図を添えて文書で返す」という形です。

この案なら、依頼者が文章を用意し、出品者は見出しの作成と確認を担当します。新しい商品情報を調査したり、店舗の売上を保証したりする作業は含めません。AIで作れる範囲と、自分が責任を持って確認できる範囲を分けて考えます。

決める項目架空サービスの設計例
対象購入者が使用権限を持つ店舗紹介文
受け取る資料元の紹介文、想定読者、掲載先、希望する雰囲気
納品物見出し案3案と、各案の狙いを記した文書
人が確認する点元の文章との整合、表記、誤解を招く表現
対象外新規の事実調査、専門判断、売上や検索順位の保証

料金・納期・修正条件を決める

料金はAIに相場を推測させて決めず、実際にかかる作業と販売形式の条件を確認します。資料を読む時間、案を選ぶ時間、購入者との確認、修正、販売に伴う手数料なども検討の対象です。最低価格や手数料を本稿で固定せず、出品時に公式の最新案内を確認してください。

納期には文章の生成だけでなく、人による確認を含めます。「いつでも即納」と書く前に、資料がそろった時点、受付可能な件数、休日の対応を決めましょう。修正も「何度でも」ではなく、回数と範囲、追加作業になる条件を説明します。価格や日数は、自分で実行できると確かめてから掲載します。

ChatGPTへの依頼と原稿の確認

決まった条件だけを入力する

依頼文には対象と納品物、対応しないことを具体的に入れます。顧客名や非公開資料を入力する必要はありません。以下は上の架空サービスを説明するための依頼文で、実際の顧客情報を含みません。

ココナラに掲載するサービス説明の下書きを作ってください。対象は、購入者が使用権限を持つ店舗紹介文です。購入者から紹介文、想定読者、掲載先、希望する雰囲気を受け取り、見出し案3案と各案の狙いを文書で返します。元の文章との整合と表記は人が確認します。新しい事実の調査、専門判断、売上や検索順位の保証は対象外です。料金、納期、修正回数は未定なので推測で補わず、別途設定する項目として分けてください。経歴や受注実績も追加しないでください。

実際に使うときは、この条件を自分の作業に置き換えます。「3案」は見本の設定であり、おすすめ件数やココナラ共通の決まりではありません。

追加された実績や約束を削る

生成された文を元の条件と照合し、「多数の実績」「専門家が対応」「必ず売れる」などの記述が追加されていないか確認します。元資料にない数字や効果があれば、その根拠を自分で確認できない限り採用しません。

不自然な箇所だけ直しても、見出しに残った「完全対応」や、購入時の案内に残った「無制限修正」を見落とすことがあります。サービス名、説明、購入前の質問を同じ条件で読み直してください。AIの原稿が整っていることは、内容が正しい証拠にはなりません。

サービス名と説明文の見本

サービス名で対象と作業を示す

架空のサービス名なら「店舗紹介文に合う見出し案を作成します」のように、対象と作業が読める表現にします。「AIで何でも代行」「売上が必ず伸びる」といった広い約束は避けてください。ChatGPTを使うことだけを売りにするより、納品物と確認内容を説明する方が、購入者は依頼するか判断しやすくなります。

サービス名の入力上限やカテゴリーの選び方は、出品画面と公式案内で確認します。本稿の見本がそのまま登録できる文字数や審査基準に適合すると保証するものではありません。

納品内容と対象外を本文に書く

次の文章は提供範囲を伝えるための架空の見本です。料金・納期・修正条件は含めていません。実際に掲載する前に、その条件を自分で決めて追記してください。

購入者さまが用意した店舗紹介文を基に、見出し案3案と各案の狙いを文書でお渡しします。ご依頼時に、元の紹介文、想定する読者、掲載先、希望する雰囲気をお知らせください。ChatGPTで案の下書きを作り、納品前に元の文章との整合、表記、誤解を招く表現を人が確認します。新たな事実調査や専門判断は含みません。売上や検索順位の向上も保証しません。

見本を掲載する場合は、架空の制作物だと分かる表示にします。自分で用意した見本を、実際の受注や顧客の評価として紹介しないでください。ほかの出品者の説明や顧客の文章を、使用権限を確認せずに流用することも避けます。

ココナラ公式のAI入力補助

利用条件と操作を確認する

公式ヘルプにはサービス編集ページの「サービス内容」入力欄の下にある「AIが入力を補助(β版)」から、原稿の提案を受ける手順が載っています。確認時点ではPCのみで利用でき、提案は1日5回までです。[1]

操作はサービスの特徴を1〜5個と簡単な経歴を入力し、「原稿提案を実行する」を選ぶ流れです。提案を確認して「コピーする」から説明欄へ貼り付けます。経歴には実際に説明できる内容だけを使い、空欄を埋めるために実績を創作しません。これは公式案内の説明であり、本稿でログイン後の操作を実施した記録ではありません。

正確さと入力情報を確認する

公式は提案された原稿の正しさを保証せず、情報や知的財産権を事前に確認して、必要に応じて加筆修正するよう案内しています。また、同機能はOpenAIのChatGPTを利用しており、公表できない個人情報などの入力は控えるよう求めています。[1]

外部のChatGPTへ自分で依頼する場合も、購入者の秘密情報を無条件に入力する前提にはしないでください。どの資料を受け取り、AIに何を渡し、どこを人が確認するのかを整理します。実際の契約や利用環境に合わない扱いは、説明文からも外します。

AIコンテンツの出品ルール

販売形式と納品物を照合する

公式の「AI技術を使用した出品に対するスタンス」は、AI技術を一律に否定せず、出品可能な範囲を一部制限すると説明しています。禁止例にはAIで生成したイラスト画像や、それを素材として一部使ったコンテンツが挙げられています。一方、AI生成文章の記事や、AI技術に関するノウハウ記事・PDF資料などは、出品可能な例として掲載されています。[2]

この例示を、あらゆる文章代行サービスへの無条件の許可と読まないでください。販売形式と実際の納品物に対応するルールを確認する必要があります。とくに、文章にAIイラストを付けて販売する案は、文章単体の例だけでは判断できません。

公開前に条件の食い違いを確認する

出品前には次の項目を一つずつ見直します。分からない規約は推測で埋めず、対象の販売形式と納品物を具体的にして運営へ問い合わせてください。

  • サービス名と説明文で、対象・納品物・作業範囲が一致しているか。
  • 料金、納期、修正の回数と範囲を自分で説明し、守れるか。
  • 実績、経歴、見本の表示に、架空の受注や顧客評価が混ざっていないか。
  • AIの使用範囲、入力する資料、人が確認する部分を説明できるか。
  • 販売形式と納品物が、公式の最新ルールに合っているか。

公式は不適切と判断したコンテンツに修正依頼や取り下げを行うと案内しています。[2] 説明文ができたこと、出品できたこと、購入されたことはそれぞれ別の結果です。まずは一つのサービスについて、説明と納品内容の食い違いをなくすところまで準備してください。

参考資料

[1] ココナラ公式ヘルプ:AIアシスタント機能(β版)について。利用条件、原稿提案の操作、正確性・権利・入力情報の注意を参照。

[2] ココナラ公式ヘルプ:AI技術を使用した出品に対するスタンス。出品可能・禁止コンテンツの例と運営の対応を参照。個別サービスの許可判断ではありません。

資料確認日:2026年10月31日。公式ヘルプの公開APIで本文を確認しました。ログイン後の出品操作、AI機能の実行、受注・収益の測定は行っていません。

著者について

松本大輔

Re-BIRTH株式会社 代表取締役社長。

著書